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help リーダーに追加 RSS 麒麟と王 65

<<   作成日時 : 2008/11/25 11:03   >>

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リヴァルって手先が器用そうだと思うんですけど。







「おやおや。こんな老いぼれが必要ですか?」
「えーっ!私何にも出来ないわよ!」
ルルーシュは笑う。そう言いながらも二人とも楽しそうだ。
「爺様。いま城の中は酷いものなんです。全ての官に免職を言い渡しました」
「官吏たちが巣食っていましたかの?」
「ええ。あそこまでとは思いませんでした」
ルルーシュは部屋の扉に向けて声を掛ける。
「リヴァル、シャーリーお前たちも来い」
ばたばたと音がして、ばつの悪そうな顔をしてリヴァル達が入ってくる。
「でも、ルルーシュ様!俺何にも出来ないですよ!学問だって修めていないし」
「わたしだって!」
「誰も官吏をやれとは言ってないぞ。それに誰が必要なのかはオレが決める」

アッシュフォードの老爺はルルーシュの目を見て、ふむと頷く。幼かった子供が王の目をしている。
「台輔、あなたはなかなか人を見る目がございますな。ルルーシュ殿をお選びになるとは」
「自分でもそう思います」
スザクの返事に老爺は声を上げて笑った。そうして、ルルーシュの前で叩頭する。
「主上、あなたの命に従いましょう。爺は主上の為なら、骨身を惜しみませんぞ」
続いて、ミレイ、リヴァル、シャーリーも叩頭する。新しい自分達の王に向かって。


城に戻ったルルーシュを待っていたのは、官達の抗議文書とストライキだった。
さっさと目を通すと、鼻で笑って老爺とロイドに見せる。二人も苦笑いだ。成程これでは罷免されるわけだ。
「こういうのを逆恨みと言うんだ」
ストライキしようが、必要な人力が揃ってしまったこちらには何の弊害もない。
「爺様とロイドで、官の任命と整理を頼む」
「セシル。ミレイ、シャーリーと共に女官の整理を。官も女官も見所のある人間が何人かいたから、見落としがないように」
「御意」
ルルーシュは剣をリヴァルに渡す。
「リヴァル、見ろこの剣」
「うわっ、何これ?装飾も酷いし・・・。飾りの剣か何かですか?」
ロイドがぶんぶんと首を横に振る。
「それがねえ、れっきとした兵士用の剣なんだよ」
「ええええっ!!!!酷ぇっ!」
「君なら、もっといい物作るでしょ?」
「もちろん!腕によりをかけて、最高のもの作ります!」
ジェレミアやカレンの剣も整備してきたリヴァルだ。作れないわけが無い。
「ついでにリヴァル、お前冬官の中で使えそうな人間チェックして来い。誇りをもって仕事している奴もいるんだ」
「了解しましたっ!」
「兵はどうだ?」
カレンはうーんと腕を組む。
「何人かは使えそうな人いたわよ。そうそう、凄い腕の人がいたわ!」
ジノがうんうんと頷く。
「あれは凄腕だった。ジェレミア卿といい勝負だったし!えーと何て名前だっけ?」
「へえ、ジェレミアと?」
ジェレミアを見ると渋い顔をしている。やはり上には上がいる。いい傾向だとルルーシュは思う。
「それで、どんな奴だ?」
そこへ、ナナリーとアーニャが顔を出す。最近はこの二人にアーサーが付いている。
「お兄様、可愛い歌姫を見つけたんですけど」
「歌姫?」
「麗華(リーファ)ちゃんと仰るんですって」
「でも、御付は天子さまと呼んでた」
ナナリーの手招きで入ってきたのは、ナナリーよりも幼い少女。
その後ろに控えている人間を見て、ジノとカレンが叫んだ。
「あーっこの人!この人!」

歌姫の後ろには、背の高い青年が立っていた。

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