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リヴァルって手先が器用そうだと思うんですけど。 「おやおや。こんな老いぼれが必要ですか?」 「えーっ!私何にも出来ないわよ!」 ルルーシュは笑う。そう言いながらも二人とも楽しそうだ。 「爺様。いま城の中は酷いものなんです。全ての官に免職を言い渡しました」 「官吏たちが巣食っていましたかの?」 「ええ。あそこまでとは思いませんでした」 ルルーシュは部屋の扉に向けて声を掛ける。 「リヴァル、シャーリーお前たちも来い」 ばたばたと音がして、ばつの悪そうな顔をしてリヴァル達が入ってくる。 「でも、ルルーシュ様!俺何にも出来ないですよ!学問だって修めていないし」 「わたしだって!」 「誰も官吏をやれとは言ってないぞ。それに誰が必要なのかはオレが決める」 アッシュフォードの老爺はルルーシュの目を見て、ふむと頷く。幼かった子供が王の目をしている。 「台輔、あなたはなかなか人を見る目がございますな。ルルーシュ殿をお選びになるとは」 「自分でもそう思います」 スザクの返事に老爺は声を上げて笑った。そうして、ルルーシュの前で叩頭する。 「主上、あなたの命に従いましょう。爺は主上の為なら、骨身を惜しみませんぞ」 続いて、ミレイ、リヴァル、シャーリーも叩頭する。新しい自分達の王に向かって。 城に戻ったルルーシュを待っていたのは、官達の抗議文書とストライキだった。 さっさと目を通すと、鼻で笑って老爺とロイドに見せる。二人も苦笑いだ。成程これでは罷免されるわけだ。 「こういうのを逆恨みと言うんだ」 ストライキしようが、必要な人力が揃ってしまったこちらには何の弊害もない。 「爺様とロイドで、官の任命と整理を頼む」 「セシル。ミレイ、シャーリーと共に女官の整理を。官も女官も見所のある人間が何人かいたから、見落としがないように」 「御意」 ルルーシュは剣をリヴァルに渡す。 「リヴァル、見ろこの剣」 「うわっ、何これ?装飾も酷いし・・・。飾りの剣か何かですか?」 ロイドがぶんぶんと首を横に振る。 「それがねえ、れっきとした兵士用の剣なんだよ」 「ええええっ!!!!酷ぇっ!」 「君なら、もっといい物作るでしょ?」 「もちろん!腕によりをかけて、最高のもの作ります!」 ジェレミアやカレンの剣も整備してきたリヴァルだ。作れないわけが無い。 「ついでにリヴァル、お前冬官の中で使えそうな人間チェックして来い。誇りをもって仕事している奴もいるんだ」 「了解しましたっ!」 「兵はどうだ?」 カレンはうーんと腕を組む。 「何人かは使えそうな人いたわよ。そうそう、凄い腕の人がいたわ!」 ジノがうんうんと頷く。 「あれは凄腕だった。ジェレミア卿といい勝負だったし!えーと何て名前だっけ?」 「へえ、ジェレミアと?」 ジェレミアを見ると渋い顔をしている。やはり上には上がいる。いい傾向だとルルーシュは思う。 「それで、どんな奴だ?」 そこへ、ナナリーとアーニャが顔を出す。最近はこの二人にアーサーが付いている。 「お兄様、可愛い歌姫を見つけたんですけど」 「歌姫?」 「麗華(リーファ)ちゃんと仰るんですって」 「でも、御付は天子さまと呼んでた」 ナナリーの手招きで入ってきたのは、ナナリーよりも幼い少女。 その後ろに控えている人間を見て、ジノとカレンが叫んだ。 「あーっこの人!この人!」 歌姫の後ろには、背の高い青年が立っていた。 |
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