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紙飛行機は色々折り方がありますよね。 スザクが、すいと飛ばした赤い紙飛行機はルルの頭上を飛んでいった。 青い空に赤い飛行機がよく映えた。 その飛行機を捕まえようと走るルルの顔を見て、渋っていた皇帝も許可を出した。 「全く違う顔だと思いませんか、父上?」 「そのようだな。ナイトメアもコーネリアが自分よりも扱いが上だと申しておった。あやつが言う位だから相当な腕前なのであろう」 「ええ、私も見ていましたが素晴らしいものでした。適合率が予想よりも良かったようでロイドが喜んでいました」 「この件で、一番喜んでいるのはロイドではないのか?」 「まあ、否定はできませんね」 シュナイゼルは、眼鏡を掛けて飄々としたマッド・サイエンティストの顔を思い浮かべる。優秀なのは認めるが、もう少し考えてナイトメアを作って欲しいと思う。パイロットを選ぶナイトメアなど困るのだから。 「ちちうえ〜、ちちうえもひこうき〜」 ルルに手渡された紙飛行機を皇帝が飛ばす。きゃあ、きゃあとナナリーと走るルルを見てこんなものでも喜ぶのであったかと思う。厳選した高価な玩具よりも、ただ紙で作った飛行機。 「枢木」 「はい」 「ルルーシュを頼む」 スザクは皇帝を見た。そこにいるのはブリタニア皇帝ではなく、ルルーシュの父。だから、あえてこう返事した。 「はい、わかりました」 スザクの意図が分かった皇帝は大きく笑った。 任命式は一週間後と決定した。 それまでに、やるべきことは山のようにあった。表面上だけでもアリエスの離宮への住まいの移動や、騎士服の準備、任命式の段取り等があり、更にはマスコミに対しての会談もあった。 異国の少年が皇子の騎士となる。しかも、先だっての事件の折に華麗なる立ち回りで皇子を守った姿はまだ目に新しい。否が応にも注目は集まる。それは、ブリタニア軍内部でも同じであった。軍人でもない少年に騎士の座をまんまと取られたのである。気に入らないという声が上がってもおかしくなかった。 「と、いう訳でねスザクくん」 セシルはやれやれといった顔でスザクを見る。 「忙しいでしょうけど、あの人達と手合わせお願いできるかしら?」 「はあ、まあ自分は構いませんけど、ランスロットで?」 剣や、体術でなくていいのだろうか。 「いやあ、君もランスロットに慣れる事が出来るし何より数値が取れるし!!」 絶対後者だ。 スザクはランスロットのコクピットに体を沈める。確かにいざという時に自由に操りたい。 「では、遠慮なく!!!」 向かって来たサザーランドにスザクは抜刀した。 |
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