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ルルーシュVer. 05.雲から見てた愚問はやめた(月のお題より) お題配布元二の舞姫さま シャーリーはちょっとだけ悔しくて、少し嬉しくて、照れ隠しに台輔の顔を睨んで見せた。 ルルーシュが王様に選ばれたとロイドに教えられた時はびっくりして、そしてセシルと手を取り合って喜んだ。 「ルル様が王様!」 興奮して、それから・・・・もう本当に手が届かない存在になってしまったと悲しくなった。 シャーリーはルルーシュが好きだった。そう、多分好きだったと思う。でも・・・・。 「台輔には敵わないのよっ!」 王を選ぶのは麒麟だ。どこの国でもそうだ。天帝がそうお決めになったから。 麒麟はその全てが王の為に存在すると言っても過言ではない。そして、麒麟の命尽きる時、王の命も尽きる。 国が繁栄を続ければ、その命は永遠だ。 そして、わが国の麒麟は・・・・・王にべったりだった。 体全体で、「ルルーシュ、大好き!!!!」と表している。 最初は見ていて照れてしまっていたけれど、シャーリーは何だか悔しくなってきた。 悔しいというよりも・・・ 「うらやましいんでしょ?」 「ミっミレイさん!驚かせないで下さいよお・・・」 「いいなあ、台輔は。あんなにはっきりルル様に好きだ好きだって言えて。私も言いたあいっ!って感じ?」 「・・・・・やめてくださいよ・・・・」 真っ赤になって俯くシャーリーは可愛い。多分ルルーシュはこれっぽっちも気付いていないだろう。 「まあねえ主上になっちゃったし、台輔があれだし?どうにもならないけどね、言うのはいいんじゃないの?セシルさんも台輔と取り合いしてたわよ?」 台輔を追いかけるロイドの姿も名物だが、主上を取り合う台輔とセシルの姿も名物になりつつある。 「僕の!」「私のです!」 本人は冷めた顔して、隣の机で書類に捺印していたが。 「ルルーシュに何を言うの?」 二人が振り向くと、そこには空の茶器を持った台輔。台輔自らお茶を入れて、後片付けまでするなんてこの国くらいだ。今ではすっかり見慣れた光景。そして、だれも叩頭しない。会釈のみ。ロイド達など会釈もしない。 「あの・・・えっと・・・」 ミレイがふふふとスザクに近付く。 「台輔。シャーリーが主上に好きですって言い「わああああああああ」」 「シャーリーもルルーシュが好きなの?」 にこにこと笑うスザクに二人とも「へっ?」と返事を返す。 「人気者だよねえ、うんうん。行こうよ」 スザクに手を引っ張られて二人ともルルーシュの部屋まで来てしまう。 「何で私も!?」 「あれ?ミレイは好きじゃないの?」 「いや好きですけど!」 「じゃあいいじゃない」 「台輔〜〜〜〜」 「で、何だ?」 にこにこしているスザクの横にはミレイと真っ赤になっているシャーリー。 「めずらしい取り合わせだな・・・」 「シャーリーが言いたいこ「わああ、だから!いいんですってば!」・・・・駄目だよ」 スザクはシャーリーを見る。 「言わなくちゃ伝わらない。気持ちは伝えなくちゃ駄目だ。シャーリーは運がいいんだよ、だって伝えられる人が目の前にいるんだから」 父さんも母さんも死んでしまって、もうありがとうもごめんなさいも言えない。言えばよかったのに。 でもルル様は目の前にいて、私の気持ちが届くんだ。 「あ、あの、ルル様!え・・・と、あの・・大好きですから!!」 真っ赤になって、手も震えて。 呆れられたかな・・・・?とこっそりルルーシュを伺えば。 シャーリーの好きなあの優しい笑顔で。 「ありがとう、シャーリー」 「はいっ!」 恥ずかしくて、嬉しくて。でも、やっぱり台輔には適わないから。悔しい。 |
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