騎士は白馬に乗っているとは限らない 233

ブリタニアではラウンズはいわゆる「ヒーロー戦隊」扱いではないかと(笑)










「うわあああっ!!!すっげえ!!!!」

全員があんぐりと口を開けた状態で眺めている。皇帝がいるという世界が当たり前に育ったとはいえ、皇宮など縁がある訳がない。
TVでしか見ることのない世界が目の前に広がっている。

「みんなあ!!!」

身の置き場がなく、どうしたらいいのかという状態の中で救いの声が聞こえる。
「「「でんかっ!!!」」」
「ルルーシュぅ」
ぱたぱたと走り寄るルルを皆が取り囲む。
「どうしたの?」
「だって、だってさ、なあ?」
「うん・・・すごいんだもん」
この荘厳な雰囲気に5歳児達も圧倒される。本物、というのは年齢など関係ないのだ。
しかもだ。殿下の後ろにいるのはよく見る騎士と・・・あのマント!!

「ナイトオブラウンズだっ!!」
うわああっ!と皆が駆け寄る。本物!本物のラウンズ!!

「なんだよラウンズって」
一人だけ首を傾げているのはタマキ。未だこの国のことを分かっていない最強の園児である。
「あのね、こうていへいかのきしだよ!!12にんしかなれないの!」
「いちばんつよいんだよ!」
アランとウォルグが説明するのだが、2人とも大興奮だ。


殿下の騎士が説明してくれる。
「緑のマントがナイトオブスリーのジノ・ヴァインベルグ卿、ピンクがナイトオブシックスのアーニャ・アールストレイム卿、オレンジがナイトオブテンのルキアーノ・ブラッドリー卿。お泊まりの間はこの3人がいるからね、皆、言うことをしっかり聞くこと」
「「「はあいっ!!!」」」





ジノとアーニャはともかくとして、ルキアーノがいるのは何故か。



実はこの殿下のご友人お泊まり会に参加するのにラウンズ内で熾烈な戦いが繰り広げられたのだ。何せ皆、殿下と遊びたい。しかも、今回は大広間で皆で眠るのだ。たとえ同じベッドでなくとも(当然スザクが譲らんだろうし)、近くで殿下と一緒に眠れる!!!
こんなチャンス逃してなるものかっ!
「KMFで決着つけようじゃないか!」
「あら、望むところよ?」
「そうだな。それがいい」

「何を馬鹿なことを言っているの?」
特務総監の一言により”殿下お泊まり会参加係争奪KMF戦”はあっけなく却下。
「これでいいわ」
ぺら、と出されたのは一枚の紙。線がいくつも引かれたそれは「あみだくじ」。
ぶつぶつ言いながら全員がそれぞれ選ぼうとしたところへ現れる影。
「儂も入れるのだぁああああああ」


「陛下!何をおっしゃっているんですか!?」
「馬鹿者!当然であろう。これで決まったらマリアンヌにも文句を言わせんぞっ」

皇帝なんだから、もっと堂々と命令すればよさそうなものなのに、悲しいかな、これが現在のブリタニア皇帝である。外部には絶対に漏らしてはいけない。
ベアトリスはやれやれという顔を見せる。どうせくじ引きに参加するまでごねるのだからさっさとやらせてしまった方が早い。きっ、と眼鏡を指で持ち上げると皇帝に向かう。
「わかりました、陛下。その代わりに”当たった”場合のみです。外れた場合は執務室で大人しくしてていただけますね?」
「おお、勿論だ。二言は無いわっ」


結果。ジノとアーニャとルキアーノ。
「よっし!やったぜ」
「良かった」
「殿下ぁあ・・・(嬉涙)」


「許さんっ!!!許さんぞぉおおおお!!」
「はい、陛下お約束ですので」
「ルゥルゥウウウウウ」
そして、テロを決起。あえなく奥方に捕まった次第。


白い騎士服に12人しか許されないマントのラウンズは子供たちの憧れ。皇帝陛下を守護し、誰よりも強い。
「かっこいいっ」
まあ、内情はどうあれ。

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