ずっと君をさがしてた 48.

抗えませんから。 R18





顔をしかめたルルーシュは母からのハート付きメールを即行で消した。

「……最近先輩泊まりすぎ?」
「は? いや、違う! 別に咎められた訳じゃないから!」
むしろ「あーら、お熱いわねえ。ふふふふふ」なんて返事が来ているくらいなのだ。大丈夫だと返せば、良かったとスザクが両腕の中にルルーシュを閉じこめる。
「先輩を取り上げすぎてるのかと思って」
「ナナリーには怒られる」
「……やっぱり」
ルルーシュは「反対だ」とくすくすと笑った。目の前の黒髪が揺れる。
「スザクが遊びに来ないってこの前拗ねられた」
「え……」
「今度はウチに来い」
「うん!」
「……だからそろそろ離せ」
「ヤダ」
スザクの腕は弛む事なくルルーシュの体を抱きしめている。肩口に埋められるスザクの髪が頬に触れ、強められる腕の力。栗色の癖毛を撫でようとしたルルーシュの手はきゅっと拳に変えられ即座にその頭をぽかりと殴った。
「イテッ」
「まーた余計な事を考えているな?」
うん、と素直に頷くとスザクは自分の頬をルルーシュの頬に重ねる。すべすべとして気持ちがいい。ルルーシュはいっだって優しくて柔らかくて甘い。
「先輩の従妹って言っていた子、知っているような気がしたんだ。そう思ったら、いつもの……変な感じがして……」
時々思い出すあの感覚。何度も何度も繰り返し襲ってくるのは『今度は絶対に守るんだ』という思いだ。
スザクはそっと黒髪を指に絡ませた。
「……先輩はそういうのは無いんだよね?」
「ああ、無いな。ただ……」
誰にも渡したくないと思ったのはスザクだけだ。絶対に自分のものにしたいとそう願ったのもスザクだけ。最初はスザクを取り囲んでじわじわと自分のものにするという練りに練った計画を用意していたが、全ては机上の空論に終る。意地もプライドもスザクの前では粉々だ。でもそんな些細なもの、スザクを手に入れたらどうでも良かった。
「お前はオレのだ。約束しただろう? 何度でも言ってやるから安心しろ」
「うん……それで、いい?」
何が”いい?”のかなんてすでにスザクは返事を聞く前から行動に移している。これはどうなんだろうかと思う前にルルーシュの制服は肌蹴られている。
「聞く必要があるのか、お前」
「うーん、一応同意に基づいておかないと……」
言っておくが本日すでに一回致している。このまま二回戦突入となれば動けなくなることは必然である。その前に食事の用意もしたい、明日の弁当の仕込みもしたい。どうせ泊まっていくのだから後でもいいじゃないかっ!───と言って聞く相手ではない。何といってもヤりたい盛りだし、しかもスザクだし。
「……駄目?」
それにルルーシュは結局スザクには抗えないし。

力が抜けきったルルーシュの背中を抱いてスザクは口付けをする。くちゅり、と音を立てて白濁した液が指の動きによってこぼれ落ち、バスタブの湯の中に消えていく。何度も指を動かせば小さな悲鳴とともに白い背中が仰け反った。
「……もっ、やめ」
「でも綺麗にしないと」
差し込んだ指を無意識に締め付けるのだからホント堪らない。
「あっ! やっ、そこ駄目っ」
「じっとしててってば」
「お前が……っあっ、ああああっ」
良い声だよなあと思いながら狙って動かせばいい加減にしろと頭を叩かれた。
「どうしてゴムを使わないんだ!」
「……だって先輩と密着したいから。そういえばあれって先輩買ったの?」
あれ、とは生徒手帳に忍ばせてあったあれ、である。まさかあんなものがルルーシュの手帳に挟んであるなんて思いもしなかったのだ。あれは衝撃的だった。
「……保健の授業で配られたんだ」
「そーいうことか」
避妊や性感染症の予防の授業の際に配布されたものを挟んでおいたということらしい。
「どんな顔で買ったのかなあとわくわくしていたんだけど」
「どうしてそこでわくわくする……あっ! バカ……あ、や…っだめ……ッ!」
スザクは今度ははっきりと狙って動かし始める。さっきからの曖昧な動きからいきなりピンポイントで愛撫されればルルーシュだって堪らない。
「先輩、可愛い」
「あっ……あ……んぅあ……あ、も……ッ」
「……ルルーシュ……」
「あぁあ――――…ッ!」
名を呼ばれた瞬間にルルーシュは頂点で弾け、浴室の中に叫びが広がった。


脱衣所で再度頭を叩かれる。痛いよ、というスザクを無視してルルーシュはタオルで水滴を吸い取ると、借りたシャツを羽織った。
「全くお前は!」
「ねえねえ先輩。僕のコンドームあげるからまた手帳にいれておいてよ。僕も挟んでおくから。いいよね~お揃い」
「……そんなものお揃いでどうするんだ。大体2つも 要らないだろうが」
「要るってば。二回出来るよ!」
「……絶対に不要だ」
なんだかんだとイチャイチャとお互いにまとわりつきながらリビングに戻ってきた二人は、気まずそうに座っているスザクの父と対面することになった。しばしの沈黙の後で、ルルーシュの絶叫が響きわたる。









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