ずっと君をさがしてた 58.

準備に大忙し。








「ルルーシュ!」
「なんだ?」
ルルーシュは足を組みながら、ふふんと笑っている。
「似合っているんじゃないか? それ」
「ムカつく!」
睨んでいるのはカレンだ。そのカレンが着込んでいるのはタキシード。ルルーシュ達のクラスは「執事喫茶」に決まったからである。最初は女子全員が「ルルーシュにメイド服を着せよう!」のノリだったのだが、それでは他の男子はどうするんだ?ということになった。確かに言われてみればルルーシュだけ女装させるのはおかしい───という方向へルルーシュが持っていったのだが誰も気づいていない───そこで、練り直された案が「全員で執事にしたら?」という案であった。勿論、女子からブーイングが起きたのだが、ルルーシュとカレンのタキシード姿に全員承諾という流れになった、という訳である。

「結局、わたしが男装ってことじゃないの!」
「お前だけじゃないだろう? 女子全員着るんだから」
初めは渋々だった女の子達も現在きゃあきゃあ言いながら着ている。
「だから、男子がメイド服にすればいいじゃない!」
「……カレン、お前それだとリヴァルにも着せることになるんだぞ? あの男女逆転祭りを思い出してみろ」

ピンクの大きなリボンのメイド服。白のメイドカチューシャ。うっふん♪

「……さ、寒気が……もお! 変なこと思い出させないでよ、バカっ!!」
「オレのせいにするな!」
でも、とカレンは考える。そうだ、あの祭りの時この男は責任者だとか言い逃れて女装しなかったのだ。ジュリエット姿のルルーシュを思い出して、皆が期待に胸膨らませていたというのに!
「あの時、私も着たわよ? 着てないのはルルーシュじゃないっ!」
「結局あとからドレス着せられたんだぞ、オレは!」
「いいじゃない、似合ってるんだし」
「なんだ、それは! 理由になっていないぞ!」
「それに結局あれはあのバカがあんたを見せびらかしただけだったし」
あのバカ、とは言わずもがな枢木スザクのことである。「寄るな、触るな」を貫きながら自分のものであると主張して「手を出したらどうなるのか分かってるよね?」と牽制は忘れない。写真撮影は一切許さず、生徒会執行部のブロマイド作成のみ許可。おかげで生徒会としては臨時収入ががっぽり、スザクはその許可の件でなにやらミレイと闇の取引をしてにんまり。
「結局、あのバカの取引内容は何だったの?」
「……知らない、聞いてない」
「あんたの撮影許可なんてスザクがすんなり出す訳がないから、そーねえ、どこでもあんたといちゃつけるように各部屋のマスターキー入手!とか」
「やめてくれ!」
そんなものがスザクの手に入ったら、それこそ歯止めが利かなくなる!
拳を握りしめるルルーシュはリヴァルの「おーい」という呼ぶ声に振り返った。
「あら、ウエイター似合うじゃない」
「ほんとのバイトもこれですから。いや、そうじゃなくてさ、メニューどうするんだよ」
「食事は会長からストップかかっていたな」

学園内の催し、儲けは平等に!

「あれって結局は平等を謳い文句に全クラスから儲けをせしめようって事でしょ?」

ミレイ会長、わずかなことにも手を抜かず。







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