ずっと君をさがしてた 72.

帰ろう。










少しだけR表現あり




とにかく急いで帰りたい。今すぐにでもルルーシュと交わりたい。そう願うスザクの行く手を遮るように立ちはだかったのは、何とルルーシュ本人であった。
「ちょっと待てスザク」
「何? 早く帰ろうよ」
「お前……それで帰るつもりか?」
ルルーシュの視線を受けてスザクも自分の下半身を眺める。 ちょっとばかり拙いことにはなってはいるが。
「…………誰も分かんないって」
アッシュフォードの制服は上着も長いし、いざとなれば鞄で隠せばいい。
「いいから、帰ろう」
「でも歩きにくくないか?」
スザクは右手で自分の鞄とルルーシュの鞄をまとめて持ち、左手でルルーシュの手を握って歩き出す。そりゃ歩きにくい。でもここで立ち止まっている時間など今のスザクには無駄な時間だ。これを鎮めるのに一番最高な方法は、先輩の中に埋め込むことだからだ。

早く挿れて、擦って、啼かせたいっ!

ルルーシュの声や潤んだ目は、スザクの理性への絶対的な破壊力を持っている。ルルーシュに関してだけいえば、こいつの理性など吹けば飛ぶ程のものしかないが、それでも理性は理性である。先ほどの図書館においての行動が、あれだけで済んでいるのも僅かながら理性が頑張ったからだ。そして、それがまだ多少なりとも残っているので、現在も「家まで我慢」と言い聞かせることが出来ている。それなのに、更に追い打ちをかけるように、スザクの理性を破壊しにかからなくてもいいじゃないか。そんな可愛い顔で「大丈夫か?」なんて聞かないでほしい。大丈夫じゃないに決まっているのだから。
スザクは校庭を早足で歩きながらぽつりと呟く。
「このまま塀をぶち抜きたい……」
「……おい」
確かにこの塀を乗り越えた方が早い。正門から出ようとするとぐるりと回ることになるからだ。本気でぶち抜く計画を立てそうな勢いで、ルルーシュの手をひっぱり続けた。そして、相変わらず自覚がまるでないルルーシュは「本当にお前大丈夫か?」とスザクを煽り続ける。ルルーシュの視線が「そこ」にあるというだけで熱は溜まる一方だ。そして、飛び込むように家に入った途端に崩壊が始まる。

鞄を床に落とした、というよりも叩きつけるように手放すと、ルルーシュの体をドアに押しつけるようにして自分の腕の中に閉じこめる。
「ス、スザクっ、待て、ま、て」
「待てない」
ドアに押しつけたルルーシュの足の間を割り込むように体を入れて、膝で足の付け根を刺激すれば、細い体が飛び跳ねた。
「スザ、イヤだっ」
「何が?」
ルルーシュの両手を一纏めにして頭の上に固定する。そうしておいて、スザクは器用に片手でルルーシュの上着のボタンを外していく。
「だからっ! オレが言いたいのは、あっ、ヤッメ、」
「先輩もいい具合だね」
カッターシャツの上からだというのに、唇で触れた胸の飾りはくっきりと立ち上がっているのが分かった。布地の上から甘噛みすれば白い喉が仰け反る。でもルルーシュの唇から零れるのは否定の言葉だ。
「イ、ヤっ、スザクっ!」
「嫌じゃないでしょ?」
さっきは図書館でヤるのは嫌だと拒否して、スザクの部屋ならいいと言った。もう家の中だ。何が嫌だというのか。はっきり言ってスザクにはもうこれっぽっちも余裕などない。本当なら図書館で押し倒したいのをなんとか堪えてきているのだから、ここに来てまであれこれ言うのは止めてほしいと切実に思う。だが、ルルーシュは違うと首を横に振る。
「先輩、もう駄目。限界だから」
さっさと脱がせようとするとその手をルルーシュが掴んだ。
「ちが、うっ! 聞けっ! スザクの顔が見たいんだ!」
「…………は?」
拒否ではないその言葉にさすがのスザクも手が止まった。しかも、自分の顔が見たいって……何?
「ルルーシュ?」
ようやく攻める手が止まってルルーシュは息をついた。とにかく学校からも止まる気配無しで引っ張られてきて、問答無用に玄関で押しつけられてはたまらない。それに何といってもここでは困る。
「僕の顔?」
「……ここじゃ暗いから……」
暗いって、確かに玄関でお世辞にも明るいとはいえないが一体何が不満だというのか。
いやまあ、玄関でがっつくなと言われればそうなんだけど。でも父さんは当分帰ってこないし、鍵かけたし、それに顔?
「せんぱーい?」
「だからお前の顔が見たいんだ、オレは! オレを欲しがっているお前が!」
一瞬、何を言われたのかという顔を見せたスザクは、その言葉の意味することが解るや否や、すぐさまルルーシュを横抱きにする。そして一直線に部屋のベッドにダイブした。その勢いで2人の体が跳ねるが、そのままスザクはルルーシュを抱きしめる。
「ルルーシュ、ルルーシュ」
「見せろ」
いいよ、とスザクはルルーシュの首筋に埋めていた顔を上げて視線を合わせる。

ああ、この瞳だ。ルルーシュはスザクの頭を抱え込むと自ら唇を重ねにいく。

オレを欲しがれ、そして奪え。たとえ世界を敵に回しても。








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