印象操作 3.

やっぱり周りは大変



 スザクは悩んでいる。

 ルルーシュと恋人になり、つい最近ではキスをするようになった。
 ここでスザクの悩みに突入する。

 キスの次に進みたい!

 キスしたいと思っていた時期はルルーシュの唇ばかり見ていたのだが、次の段階となるともう頭のてっぺんから足の爪先まで舐め回すように見ている自分に気付き、頭を抱え込んでいる。
――どんな顔になるんだろう。
――どんな声を出すの?
 スザクの願望と想像を詰め込むだけ詰め込んだあらぬ妄想は日に日に大きくなり、それは夢の中だけでは収まりきれずに日常生活にまで影響を及ぼすようになる。
 ルルーシュが欲しい。それしか頭にない。
 とはいえ、ここでスザクを悩ませる問題が出てくるのである。
 付き合うきっかけはルルーシュが仕掛けた計画によるものだった。キスの最初もルルーシュがスザクを誘った形だった。問題は今回次の段階へ進むにあたって、ルルーシュが全くそういった素振りを見せないのである。

 ルルーシュはそれは望んでいないということなのか?

(えー、でもキスしたんだからその次は当たり前のように付随してくるものだよね? でも何もしてこないし興味無いってことなのかな……)
 うーんとスザクは考える。
(もしかしてこれは僕が誘えということなのか? ……もしかして、こうやって考えさせるのがルルーシュの計画で、わざと何もしてこないとか!?)
 裏の裏まで読まされているこの状況こそがルルーシュの考え――というのは考えすぎなのか、それともそのまま――……。
「あーっ、もう! どうしたらいいんだ!」と叫んだスザクに後ろから声と共に衝撃が加わった。
「隙あり!」
「痛っ!」
 叩かれた後頭部をさすりながら振り返るとカレンが竹刀を手に、呆れと同時に驚いた顔で立っている。
「スザクあんた、どうしたのよ。避けないなんておかしくない?」
「……叩いた本人に言われたくないよ」
「もうすぐ先生来るわよ。ぼーっとしちゃって、どうせルルーシュの事でも考えていたんでしょ」
 スザクがルルーシュと付き合っていることは学園中の皆が知っていることであり、特にクラスメートで生徒会メンバーでもあるカレンは知っていて当然である――のだが、そのカレンに対し今度はスザクが驚いた顔になった。
「えっ!? わかる!?」
「わかるけど」
「ルルーシュ押し倒したいとか、ひん剥きたいとか、体撫で回したいとか、啼かせまくりたいとか考えていること、ダダ漏れ!?」
「……………………そうじゃないわよ!!!」



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