極上の至福

18歳スザク×23歳ルルーシュ




R18です




Blue Soda water Sky  前篇
Blue Soda water Sky  後篇

の続きです。15歳騎士スザクにchacomonさんの「ここ覇者」の執政官に騎士教育(?)を受けた話とその2年後のお話は2015年発行「Le ciel bleu(ルシエルブルー)」に収録されています(完売してます)



 誉めて誉めてと言わんばかりに振り返るスザクにルルーシュは笑いながら手を差し出した。その細い美しい手が自分の手を握りしめることにスザクは最上の喜びを見いだす。ルルーシュの手を指針に僅かにも負荷など与えることなくスザクは乗り込んでいたKMFから身をするりと引き出した。
「いかがでしょうか? ルルーシュ殿下」
「上出来だ。あとはオレに任せて寝てろ」
 スザクはルルーシュの想定以上の結果を出し、相手はほぼ壊滅状態だ。ルルーシュは手の中のモノをくるりと回す。それはチェスの駒にも似ているが、遠隔操作出来るスイッチだ。
 そのスイッチが意味するもの――大規模な爆発と、連鎖していく崩壊――一部の人間たちに知られており、目の前の人間たちもその一部に含まれる。一瞬にして恐怖と絶望の色に染まっていく様にルルーシュの投げかける視線は残酷なまでに美しい。
「こ、この悪魔が!」
「誉め言葉として受け取っておく」
 躊躇いなど微塵も感じさせず、ルルーシュはスイッチをあっさりと指先で押し込んだ。


「報告は以上となります」
 シュナイゼルは宰相としての顔のまま、その言葉を最後にぱたりとファイルを閉じた。シュナイゼルの隣でナイトオブワン――ビスマルク・ヴァルトシュタインが詳細を付け加えていく。
「予定よりもかなり規模は大きくなったようですが、住人たちの最低限なライフラインの維持は保たれておりますのはさすがルルーシュ殿下かと」
「人選も間違いはなかったようですよ、父上」
 シュナイゼルの差し出したファイルをブリタニア帝国シャルル皇帝は渋面で受け取った。
 今回の作戦において潜入人員は最少人数での行動となった。指揮はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、その騎士枢木スザク、そしてルルーシュが選んだ随行者が数名。
「随行した者たちは全員向こうと繋がっておりました。おかげでこちらの計画はすべて筒抜けとなり、ルルーシュの思い通りに事が進んだようです」
 そう、ルルーシュが最初に立てた計画は「全部向こう側に伝わらないと成功しない」というものだったのだ。
「相当危険な計画ではと心配いたしましたが、何事もなく終了しましてよろしかったのではと、」
「よろしかった、ではない!」
 皇帝はバン!と手にしたファイルを机に叩きつけた。
「あれほど危険だからと言っておるのに関わらず、ルルーシュは儂の話を聞こうともせぬ! 結局今回はルルーシュと枢木の二人だけだったのだぞ!」
 周りは全部敵の中にぽんと二人だけを送り込むようなもの。こちらがいくら諭そうともルルーシュが頑として聞かず、作戦を強行したのである!


「オレが危険? スザクがいるのに?」
 最重要な機密作戦はいつもルルーシュの住まうアリエス離宮にて行われる。皇帝に宰相、軍トップのコーネリア、必要があればナイトオブラウンズも加わるその作戦会議にてルルーシュは細い脚を優雅に組んで、側でお茶の用意をしている自身の騎士を示してこう言い放ったのだ。全員の好みぴったりのお茶を淹れることを特技の一つとする騎士は、主の言葉に笑い「そうですね」と肯定しながら一つのカップをシャルル皇帝の前に置く。
「枢木、よいのか!」
「はい、陛下。自分はルルーシュ殿下のお心のままに動きます」
「お前たちだけになるのだ、危険ではないか! せめてコーネリアの部下たちも」
「ルルーシュ殿下の計画に間違いなどありませんから」
 主が主ならば騎士も騎士である。
「父上、もう何を言っても無駄だと思いますよ」
 シュナイゼルは芳香を楽しみつつ、ソーサーごとカップを持ち上げる。
「まあ何か必要ならば連絡しておいでルルーシュ」
「必要になったら、お願いします」
 結局ルルーシュは何も連絡することもなく、戻ってきてからの報告で作戦終了を告げただけであった。


「……それで何か褒美などは言っておったか?」
「相変わらず何も要らないと言っていましたね。また休暇でも与えればいいのでは?」
「…………誉めの言葉くらいは儂もかけてやりたいが、晩餐会も要らぬと」
 皇帝がどれほど城や宝飾品をと言っても、あの主従は何も欲しがらないのである。
「枢木卿の働きぶりが今回も相当世間に知れ渡ったので、ルルーシュとしてはそれで満足のようですし……そういえば留守番をしていたナナリーにドレスを作ってやって欲しいとは聞いてます。便乗したユフィにもねだられましたが、よろしいですか?」
「つまらぬのう……、アリエスへの訪問も断られた……ああ、ドレスは好きなものを作ればよい。しかしあの二人は全くつまらぬ」
 がっくりといった皇帝には悪いが、今ここでアリエスに訪問などするものではないとシュナイゼルとビスマルクは顔を見合わせた。

 重いカーテンがひかれた部屋の中はまばゆい外から遮断され薄暗く、それゆえ部屋の真ん中で抱きしめあう二人の世界をそこに作り出していた。
 ルルーシュはスザクの背に細い腕を回し、しがみつく。
「ん、んン――」
 触れあった次の瞬間には深く合わされた唇、捕らえられた舌。痛みを感じるほどに強く吸われ、顎裏を舌先でくすぐられる。
(もう、力が……)
 脚ががくがくと震え、一人では立っていられぬ状態だが、あまりの気持ちよさにもっと口づけて欲しいと強請るように体をすりよせれば、スザクに腰を強く引き寄せられる。腰の奥がきゅうとしめつけられるように疼いた。もう濡れて勃ってしまっているはしたないモノにスザクは気付いているだろう。これからスザクが与えてくれる快楽の期待に胸が高まる。今回の作戦の間中、ずっと欲していたものがここにあるのだ。
「ふ、んん、あ……」
 そのままスザクの太股にこすりつけると気持ちがいい。腰が止まらなくなったルルーシュの動きを助けるかのように、スザクの大きな手が双丘をつかんで揺すり上げた。
「くっ、……ああ、あ、スザク……、も」
「……気持ちよくない?」
「ちが、う、気持ち……いい……でもこれじゃいやだ、ああああっ!」
 さらに大きく揺すられてルルーシュは背を反らせる。
「ほら、こことかどう?」
「あ、あああ……っ、ん、きもち、いいっ……っ」
 服や下着の生地にこすられる刺激は気持ちいいが、もどかしくもある。やっと二人きりになったのだ。しかも思う存分抱き合える状況になった。作戦の間中、どれほどスザクが欲しかったか。はやくはやくと身体の芯からスザクを欲しがっている。ルルーシュの両膝が左右へと開き、自分からも押しつけていく。濡れそぼっていることはボトムの上からでも十分わかるはずだ。
「……スザ……ク、もうこんなになっているんだ、だから、早く……」
 どうにかして、と耳元で囁いた声は自分で聞いても欲情しきっていた。スザクが息を飲んだのがわかり、さらにそれに興奮してしまう。
 最愛の男に求められている。それは極上の至福でしかない。
 すぐに抱き上げられてベッドへと押し倒される。いささか乱暴な手つきでボタンが弛められ、次に下着ごとボトムが引き抜かれた。
「……ルルーシュ」
 ためらいなくルルーシュの脚の間へと顔が埋められ、ルルーシュの滴をたらせながら今か今かと待ちわびているものへ、ねっとりと舌が絡められていく。
「ふぁあああああっ!」
 容赦など一切なく、鋭敏なくびれや割れた先端へと舌が這っていく。舐め残しなどするものかと言わんばかりに満遍なく這い回る舌にルルーシュはシーツを握りしめて啜り啼くしかないのだ。
「…………っあああぁあ――っ! そこぉ……ああ、スザク、もっと、もっとっ!」
「気持ちいい? 良かった、もっとしてあげるよ」
「あっ、いい……っ、気持ち、いいっ」
 じゅっと音を立てて吸い上げられて、ルルーシュは身体全体を反らして悲鳴をあげる。
「んあぁ、いく、イく、からっ」
「いいよ、イって」

 見ててあげる。

「見て、見てろスザク!」
「うん、大丈夫、君から目を離すなんて出来ないから」
 力の抜けきった身体をそれでも背中から伸び上がるように枕に預け脚の間にいるスザクと視線を交わす。スザクの親指の腹がぬるりと先端をなぞりあげる。
「あ、ああぁあ……あ、ゃああ、イく……っ! ……あ――――っ、イ、イくっ、スザク!」
「……綺麗だよルルーシュ。愛してる」
 見られている、あの翠碧の瞳に。
 もうそれだけで快感が何倍にも増幅しルルーシュを襲い続けるのだ。
「んぁああああああっ!」
 背中が浮き、達したルルーシュはゆっくりとシーツへと沈み込んでいく。
「気持ちよかった?」
 ん、んと頷くルルーシュだったが、その細い腕をスザクへと伸ばす。
「足りない、から……早く挿れ、ろ」
「イエスユアハイネス」

 指の一本まで動かすのが億劫なほど力が抜けきったルルーシュは、それでも幸せそうな顔でスザクにすり寄っている。眠っているスザクの顔は起きている時よりも少しばかり幼さを感じた。
(何年かかったか)
 出会いの時はスザクは15の少年だった。ルルーシュは二〇歳。あれから三年、スザクはルルーシュの理想通りの騎士となった。
(格好いい……)
 スザクの格好よさに周囲がざわめく時期もあったが、恋人だと公にしてからはそれも少なくなった。
(最近はあまりに格好よすぎて欲情が止まらないのが難点だな)
 たくましく綺麗についた筋肉などたまらないのだ。もう少し自分を自制しようと思うのだが、腕や胸などを見るともうそれだけでどうしようもなくなってしまう。
 仕方ないな、オレのスザクなのだから。

 そう結論づけて、終了しておくルルーシュだった。





みなさま、いかがお過ごしですか。
更新が途絶えていて申し訳ないです。私の仕事の業種が自粛など絶対に出来ないものである為、特に緊急事態宣言のあとは、繁忙期を上回る忙しさとなっております。
そんなこんなの状況でありますので、更新出来ない日が続くと思いますがよろしくお願いいたします。



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