テーマ:スザルル短編

Blue Soda water Sky  後篇

Blue Soda water Sky  後篇 どこに行くのかと思っていたが、ルルーシュはただ街の中を歩くだけだ。 「留学の予定だけじゃないのか?」 「違うんだ。皇族の……誰でもいいから気に入られて、専任騎士になれって。同じ年頃の姫も多いし……」 そういうことかと、ルルーシュは頷く。ルルーシュはこ…
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Blue Soda water Sky  前篇

Blue Soda water Sky   前篇 「しつこい、な」 振り返ればまだ黒い服の男達が追いかけてくる。運動神経には自信があったが、知らない街の中は思うように動けない。舗道は石畳で人通りが多い中、その間を縫って走るのは結構大変だ。 ───このまま捕まるのか。 スザクが半分諦めかけ…
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Happy Birthday,Lelouch  4.

御曹司と執事、後編 女性向表現あり。 さて、しかしながらこれからどうするのか。 はっきり言ってしまえばスザクとしては、ルルーシュにして欲しいことなんて山程ある。あれもこれもそれもして欲しい。もしこれがスザクの誕生日で、ルルーシュの方から「私にして欲しいことはあり…
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Happy Birthday,Lelouch  3.

御曹司と執事、前篇 御曹司は悩んでいる。 会議の間中、ずっと眉間に皺を寄せたままの取締役を見て、本日のプレゼンターはあたふたとするばかりだ。今回の企画はかなりの自信作であった。それなのにスザクのこの反応では、どうしても態度もネガティブな方向になってしまう。 「ス、スザク様、どのような苦言もお受け…
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Happy Birthday,Lelouch  2.

誕生日SS 第一弾「15歳ルル殿下とちっちゃい2人」後編 皆でお部屋を移動です。右側に主上、左手に台輔と手を繋いで歩いているルル殿下の後ろを相変わらずニマニマ眺めている騎士です。 「可愛いよね、3人とも」 この組み合わせも堪らないよね。 全く、こいつはっ!と思ってもカレンは「はいはい」と軽く流…
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Happy Birthday,Lelouch  1.

誕生日SS 第一弾「15歳ルル殿下とちっちゃい2人」前編 ちっちゃい主上とちっちゃい台輔はウキウキしてます。「殿下」からお誕生日パーティーへの招待状が届いたからです。 「やったーーっ!」 「わあーい!」 白いカードには金色の飾りが付いていて、本当に綺麗です。 パーティーは誕生日当日ではなく、少し…
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avec_toi   25. (完結)

アヴェク・トワ  -君とともに- 「やっと来ること出来た」 ルルーシュは廟の扉にそっと触れた。 そのままじっと俯き黙ったままのルルーシュの姿を見つめていたスザクも目を閉じる。 あの時のユーフェミアの話をルルーシュから聞かされた時、こみ上げた思いは感謝だった。 ユフィは変わらないんだな、とつく…
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avec_toi   24.

アヴェク・トワ  -君とともに- 秋の透き通った青い空が広がる。 ある街角。色とりどり、あふれんばかりの花が咲き誇っているフラワーショップ。その前に立っているルルーシュを見てスザクはまだ悩んでいるんだ、と呟いた。 「まだ悩んでるの?」 「仕方ないだろう!」 何が仕方ないのかとは思うが、ルルーシュの前…
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avec_toi   23.

アヴェク・トワ  -君とともに- 明日。 「スザクもナナリーも『あなたのいる明日』を望んでいたわ」 2人はずっと『大好きな人がいない明日』を生きていかなければならなかった。 ナナリーはスザクを責めることは一言も言わなかった。スザクもナナリーに何も言わなかった。お互いが相手ではなく自分を責めていることを知ってい…
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avec_toi   22.

アヴェク・トワ  -君とともに- 「!」 思わず名を呼ぼうとしたスザクはC.C.に腕を引かれて止まった。そしてその問いに答えを窮する。 「どちらの名を呼ぶ気だ?」 それは勿論、と答えようとして唇を噛むことしか出来ない自分に気づいたからだ。 同時に呼ぶことが可能ならばいいものを。 だが。 「……
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avec_toi   21.

アヴェク・トワ  -君とともに- 「もっと話をしておくべきだったと後悔してます」 ユフィは膝を抱えてしゃがみこむ。 「そうしたら色んな事がもっと違っていたのだろうと……スザクの事とか」 「ユフィ」 ユフィは膝の上に乗せた自身の顔を傾けて、隣に座るルルーシュをのぞき込む。 「スザクはルル…
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avec_toi   20.

アヴェク・トワ  -君とともに- 自由。 ルルーシュはただユーフェミアを見つめる。自分よりも弱冠薄い紫の瞳。ナナリーによく似たその瞳。そういえば幼い頃、羨ましそうに自分の目を覗き込むユフィがいた。いつもなら思い出さない些細な事を思い出してしまう。 アノ時ハ赤イ瞳デ君ヲ見タ。 思わず左目…
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avec_toi   19.

アヴェク・トワ  -君とともに- 広く続く庭を歩く。 ルルーシュの腕をぐいと引っ張るその感触は生きている人間と変わらない。だがその体温の冷たさが悲しすぎた。 「ユフィ、君は」 言いかけたルルーシュの言葉をユフィは笑顔で制する。 「人のことは言えないでしょ、ルルーシュ。あな…
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avec_toi   18.

アヴェク・トワ  -君とともに- ここはどこだろう。 ルルーシュは群衆の波を避けるように舗道の片隅に体を寄せる。 『ありがとう』 そう言って笑った女の子はよく見ればナナリーには全く似ていなかった。波打った薄茶の髪が同じだっただけだ。妹を捜していたらしい兄はそばかすいっぱいのクセ毛の男の子。娘を…
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avec_toi   17.

アヴェク・トワ  -君とともに- 外は天変地異でも起きたような騒ぎだった。上を見上げればドームの屋根がゆっくり開いていくのが分かる。真っ暗だった中に夜明けの光が入ってくる為にそれがよく分かるのだ。こちらはそれが分かっている為になんとも思わないが、この街の住人達にしてみればまるで天空が割れるように感じられ…
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avec_toi   16.

アヴェク・トワ  -君とともに- とりあえず、何はともあれここを出ることが最優先事項。 外の騒動もここまで聞こえてくるほどに大きくなっている。 「マズいな」 どうやら屋根の開放は想像以上の大パニックになっているようだ。確かに今までのスザクの話を聞く限りでは仕方ないだろう。この外では生きられないと吹き込まれてい…
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avec_toi   15.

アヴェク・トワ  -君とともに- 「そういえばこういうのは初めてだったよね」 「…………そうだな」 「枢木、お前もう少し加減というものが出来ないのか?」 取り締まる、ということをやってきているような連中だ。多少は腕に自信がある者達ばかり、なのであろうが向かってきた者達が勝手に転がっていくような──…
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avec_toi   14.

アヴェク・トワ  -君とともに- 「これでドームが開くはずだよ」 スザクの指が最後のキーを叩いた。確かにスザクなのだが、記憶の中のスザクと違う点ばかりが目につく。身体能力の高さは同じなのだろうが、こうした知的部分は初めて知った一面。 いや、違う。あのCの世界から見ていたスザクはシュナイゼル達から吸収してナナ…
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avec_toi   13.

アヴェク・トワ  -君とともに- すぐにスザクの脳裏に浮かんだのはナナリーの誕生日にいつも届いていた小さな花束。 ブリタニアの代表を務めていた間は政庁に。退いた後は屋敷の方に。 名前もカードもない小さな花束だった。 勿論、他にも送り主がわからない花束はいくつもあった。 だが薔薇や百合などの華やか…
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avec_toi   12.

アヴェク・トワ  -君とともに- ルルーシュの指がタッチパネルの上を滑るように動くさまをスザクは黙ってみている。 ───そのうちに僕の上でも踊って欲しいけど。 と、考えたことは口にせずに黙っておく。さもないとルルーシュが再びC.C.のいう「無限ループ」にすっぽりと入り込んで動きが止まってしまうであろう。…
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avec_toi   11.

アヴェク・トワ  -君とともに- 暫しの間沈黙が続いた。 「スザ、ク」 何を何処からどう言えば良いのか。その結果出せたのが名前だけだということにルルーシュも我ながら頭を抱えたくなる。 「あ、えとオレは」 「いいよルルーシュ。僕が告げたかっただけなんだ。ごめん、急がなくちゃね」 本当に急がなくては時…
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avec_toi   10.

アヴェク・トワ  -君とともに- 「ス、ザ……クこれは」 無傷の腕を見てルルーシュは絶句するしかない。着ているシャツには確かに血の染みがついて───。 「枢木、ギアスを発動出来るか?」 そんなことは普通なら出来ない。だがスザクはその場でさらりと目を赤くしてみせた。 「今なら死なないね」 「スザク!」 ル…
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avec_toi   9.

アヴェク・トワ  -君とともに- 「枢木スザク」 重々しい口調で罪状を申し渡そうとした男は目の前の罪人が笑っていることに気付いて渋面を作った。 「僕の罪は何ですか?」 先に言われ今更つらつらと述べることなど出来る訳などない。作成されたその書状を突きつけるとスザクは笑顔で受け取った。そして箇条書きに…
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avec_toi   8.

アヴェク・トワ  -君とともに- たとえ一見無害であったとしても徹底的に取り締まる。平和で幸せな世界を壊させないために。 それは平和というのであろうか。一体誰の幸せがあるというのだ。決められた世界、決められた毎日、決められた未来。同じ『今日』が続けばいいという願い。 それは『明日』ではない。 スザクが…
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avec_toi   7.

アヴェク・トワ  -君とともに- 圧巻、だった。 蹴り上げた足と拳が管理官達から確実に動きと共に戦意を奪い去る。動きが中断したのはただの一度、心配そうな顔で見守るルルーシュに笑いかけたその時のみ。最も管理官達は死んだはずの少年が生きていることに驚愕し、そのせっかくのチャンスを逃すことになった。…
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avec_toi   6.

アヴェク・トワ  -君とともに- 何度も何度も髪を撫でる。しばらくすると荒かった呼吸が落ち着き、次第に静かな吐息と変わっていく。 あの遠く過ぎ去った時間もこうして何度も髪に触れ、ルルーシュの顔を眺めていた。 「ゼロレイクエムの後」 C.C.の言葉に振り返ると相変わらず壁に凭れたままこち…
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avec_toi   5.

アヴェク・トワ -君とともに- 自分だけ見て欲しい。自分の名だけ呼んで欲しい。 ではどうしたらいい? 例えばその綺麗な目を塞いでしまえばもう誰も映らない。その唇を塞いでしまえば誰の名も紡ぐことはない。 「っ!」 何を考えているんだ。 じわりと自分の中ににじみ出てくる欲望。こんな自分は今…
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avec_toi   4.

アヴェク・トワ  -君とともに- スザクはペナルティーがついたと告げられて頷いた。先日の彼女との約束を反古にしたことについてだ。決められた行動を乱したことにより、彼女のその後の予定が全て狂う。彼女だけではない。その行動にあわせて作られていた事柄に関連する人達全部の行動が狂ったのだ。 「罪は重い」 「はい、す…
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avec_toi   3.

アヴェク・トワ  -君とともに- 建物から外に出ようとしたその時、いきなり雨が降り出した。 そうか、それで自分達が外に出ようとした時に不思議そうな顔で見られたのか。 2時から30分間だけ降り続く雨。 今更中へ戻る気も起きず、そのまま雨が止むのを眺める。大きく張り出した屋根のおかげで濡れるこ…
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avec_toi   2.

アヴェク・トワ  -君とともに- 「ごめん、何か用事があったのなら」 「いや、何も無い」 ルルーシュ、と名乗った少年は紫の目をこちらに向けて穏やかに笑った。その笑顔が眩しくてまっすぐに見つめることが出来ず、迷った末にスザクは手元のカップに視線を移す。こんな自分が信じられない。計画通り…
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