テーマ:騎士は白馬に乗っているとは限らない 番外

Bon anniversaire !

Bon anniversaire ! 「スザク、誕生日何が欲しい?」  ルルが無邪気な顔でそうスザクに聞いてくる。  欲しいものなど一つしかない。 ───ルル。  だがそれは決して言ってはいけない言葉だ。心の奥底に仕舞い込み、厳重に鍵をかける。 「ルルがくれるものなら何でもいいよ?」 …
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Eternal Loyalty 25

計画漏れ  インバル宮。机の上に山積みになっている各部署からの書類と格闘していたリカルドは最後の一枚のチェックが終わると同時に、椅子にへたりこんだ。不備ではなく自身の記憶との相違点を捜すのだから、疲れるのは当たり前だ。くたくたのリカルドの前に、シルヴィアがお茶とケーキを用意する。 「あ、あ、ありがとう、シルヴ…
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「Snowball fight」(レキャトルセゾン収録)

「Snowball fight」 2012年発行「Les quatre saisons レ キャトルセゾン」(ちびルル殿下)収録の小話です。  いったいどうしてこんなことになってしまったのだろうか。今朝起きたら一面の雪で、さあ雪遊びをしようかということになって……。 「いいか、まずは雪玉の作成に…
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Eternal Loyalty 24

命じる ルルーシュをベッドに押し倒しながら、それでも頭の片隅には明朝の訓練が頭を掠める。完全に体の一部となってしまっているその行動に苦笑しつつも騎士ならば仕方のないことだ。 18年間そうしてきた。この主を守り抜く、それだけのために。 だから今朝も眠っているルルーシュの隣を抜け出して、早朝の朝を走…
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Eternal Loyalty 23.

簡単な話ではない 少し女性向表現あります。 「ルルは皇帝にはなりたくない?」 「考えたこともないから、なりたいとかなりたくないとかいう問題じゃないな」 それよりもとルルーシュはため息を吐き出す。 「もしこれを実行に移すとなれば、更に面倒に巻き込まれることになる。シュナイゼル兄上を皇帝にしたい人間がどれ…
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Eternal Loyalty 22.

さて。 始めに口を開いたのはタマキだった。 「ぶっちゃけると、俺は誰が皇帝でも構わないけど命令されるのはルルーシュがいい。ガキの頃にルルーシュのかーちゃんに騎士みたいって言われた俺だからさぁここは譲れな、」 カッコーンと音がするのではないかと思われるほどの勢いでシルヴィアの拳がタマキの頭に命中す…
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Eternal Loyalty 21.

まだ動かない すべての計画を知ったルルーシュに全く変化が見られない───シュナイゼルにしては珍しく眉を顰めたままベアトリスが差し出した資料を眺めている。 「しかしこちらも動き出してしまっている。ここで止める訳にはいかない」 「はい。ですがルルーシュ殿下はこちらには一切関与せず、陛下の計画については全て関…
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Eternal Loyalty 20.

運命 座布団を引き寄せて頭を乗せれば、そこはまるでスザクの実家、枢木本宅にいるようだ。何度も通ったルルーシュにもすでに馴染みの場所。布団を2つ並べて敷いてもいつも片方しか使用されないことに、本宅の使用人たちが慣れてしまうまでは早かった。しかしながらちっちゃい殿下ならいざ知らず、成長した殿下までもが潜…
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Eternal Loyalty 19.

怖い 皇籍を放棄? あまりの衝撃発言にさすがの騎士もしばし固まる。 「ルル、ちょっと待って。それは他に誰か知っているの?」 「誰も知らない。スザクだけだ」 ルルーシュは自室の隅に設けられている小上がりの和室に向けて歩く。その後ろをスザクがついていき、並んで畳のふちに腰かけた。もう少しした…
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Eternal Loyalty 18.

未来設計 勿論ウォルグたちはシュナイゼルにも報告しなければならない。秘密裏で進めていた計画を、何しろその本人に全部話してしまったのだ。 「……全部? ルルーシュと枢木卿に?」 「はい」 初めはウォルグだけが報告に行くと言い張ったのだが、タマキが絶対にそれは駄目だと言い張り、当然シルヴィアもア…
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Eternal Loyalty 17.

友達 「ルルーシュ!」 勢いよく扉を開けたタマキは、そこにウォルグとアランの姿を見て「何だよ……」と大きく肩を落とした。そのタマキの向こうから思い切り走ってきたのはシルヴィアである。 「タマキ、どいてよ!」 「ちょっと待て、うわあああっ!」 床に倒される寸前にとっさに体を庇ったのは、さすがブリタ…
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Eternal Loyalty 16.

友達だから。 まだ夜の帳が降りているこの時間に眠りの底から浮上していくには、何か原因があったはずだ。 アランは覚醒していく自分自身を自覚しながら、その原因を掴もうと神経に集中していく。そして、それが隣の部屋から聞こえるキーボードを叩く音であると確信すると、途端に力が抜け落ちた。起きあがろうとして何も身…
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Eternal Loyalty 15.

少しくらい。(R18) もう何度も抱き合っているはずなのに、こんなにも目の前の人に飢えてしまうのは何故なのか。 オレのスザク。 呪文のように繰り返した言葉を音にすると、スザクは極上の褒美でも手にしたかのように嬉しげな様子で微笑み抱きしめてくれる。この言葉以上のものはいらないといつでも囁いて…
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Eternal Loyalty 14.

共犯 ルルーシュの淹れたお茶を飲みながら、アリスは目の前の皇子と騎士を眺める。 (贅沢……と言えばいいのかしら) ブリタニア国内外の女の子たちから嫉妬されること間違いなしであろう。なにしろ、五歳の頃から見ているはずのシルヴィアでさえ、皇子と騎士の絡みにきゃあきゃあ騒いでいるほどなのだ。 ソファに…
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Eternal Loyalty 13.

指示 しかしながら、その計画は頓挫することになった。主、ルルーシュが止めたからだ。 「慌てるな、少し待て」 ルルーシュは自室のデスクの上で、書類にサインをしてからペンを置いた。そしてそのデスクの前で不満げな顔をしている騎士と側近を眺める。 「でも殿下、絶対に何かあるわよ?」 「それは分かっている。だが、…
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Eternal Loyalty 12.

自分にしかできないこと 昼下がりのシュトルヒ宮。 窓際に置かれたソファの上、行儀悪くその上で膝を抱えて座っているのはアリスだ。外を眺めているようだが、特に何かを見ている訳でもない。 小さなプリンセス、コンスタンティナが眠っているゆりかごが時折揺れるのは、アリスがつま先でゆりかごを揺らしているからなの…
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Eternal Loyalty 11.

忠告 「……改竄?」 「カレンは気づかなかった?」 カレンは数日前にスザクから受け取ったデータをもう一度確認してみたが、これといって疑問に思うところはない。 「シュナイゼル殿下が何か企んでいるってこと?」 「……あの人は自分の楽しみの為なら、国家とか関係ないから怖いんだよ」 はあ、と大き…
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Eternal Loyalty 10.

探り合い シャルル・ジ・ブリタニア皇帝暗殺計画。 これが浮上したのは一回や二回ではない。それこそ数え切れないほど企てられ、そのたびに潰されていく。争いのない平和な世界であっても、君主の椅子というものはいつだって人々の争奪の的である。 「主犯が分かっているのに動けないのは面倒だな。こいつらの一…
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Eternal Loyalty 9.

迷惑 歩くルルーシュと並んでスザクが歩く。この二人においては公式の場においても「主従関係」というものは無い。いつでもどこでもスザクはルルーシュの隣である。 「……さて、どうする? ルル」 「そうだな、しばらくは待機状態としたいが、父上の件については黙ってみていることは出来ないとなると……」 「やっぱり…
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Eternal Loyalty 8.

企み どうにも納得出来ないお茶会の後、ルルーシュはアリエスには戻らずインパル宮へ寄るよう命じる。インパル宮には皇帝付き主席秘書官(皇帝のお守り)であり、特務総監(ラウンズの鬼マネージャー)、皇帝妃相談役(暴走妃ストッパー)を務めるベアトリス・ファランクスの執務室があり、そのベアトリスの補佐についているのが、ルルーシ…
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Eternal Loyalty7.

不審 ルルーシュが騎士スザクと共に現れると広間のあちこちからため息が聞こえてくる。何しろブリタニア国内はおろか、国外でも人気を誇る皇子だ。そして皇帝が「ウキィイイイ!」といくら騒ごうが、既に国民公認の仲である騎士スザクとのツーショット。これを目の前で見られるというのに胸ときめかないはずがない。 そし…
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Eternal Loyalty 6.

悪巧み 人の気配を感じてルルーシュは重い瞼を持ち上げる。覗き込んだ顔は思った通り自分の騎士だ。 「……ルル、起きられる?」 「ん……」 のそりと体を動かし、スザクの腕を支えにルルーシュはゆっくりと起きあがる。 「今……何時だ?」 「11時過ぎたところ」 「……そう、か」 スザクが差し出し…
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Eternal Loyalty 5.

騎士 女性向表現あります。 最近では毎晩貪るような事はしていない───というよりもそんな事をすると、翌日以降しばらくの間女性陣からの冷たい目に晒されることになり、仕事の面からも円滑に事が進むようスザクも多少は自重してはいる。たとえこれがルルーシュからのお誘いによるものであるとしても、何故か…
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Eternal Loyalty 4.

どうする? 「ルル、入るよ」 廊下側のドアがノックされ、スザクの声がする。ルルーシュは眺めていたデータを閉じると「どうぞ」と返事をした。 大抵の場合、スザクは隣室である自分の部屋から直通のドアを使うのだが、今日はルルーシュの友人たちが来ていることがわかっているので、こちら側を利用する。 「あ、…
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Eternal Loyalty 3

午後 スザクがカレンに手渡したデータと「全く」同じものをルルーシュに手渡したのは、ウォルグだ。 「kld2-39hgznx」 ウォルグが伝えたパスワードを打ち込んだルルーシュは、モニターを眺めてにやりと笑う。 「殿下……その顔はないよ」 アランが苦笑するのも仕方ない。何しろ外では麗しのあ…
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Eternal Loyalty 2

減らない 「それで? 殿下の服のデザインを変えたいの?」 「そうなんだよ! あれじゃマズいと思う」 がしっと拳を握っている親友の姿に、カレンは「ふうん」と答えただけだ。 「それだけ!?」 「だってあんただけよ文句言ってるのは。ほら、見なさいよ」 カレンがスザクの鼻先に突きつけたのは女…
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Eternal Loyalty 1

Eternal Loyalty (ちびルル成長編) 「成程、よほど仕事を増やして欲しいようだな……」 後ろからかけられた冷たい声に、その場の全員が凍り付いた。 ブリタニアは2つの要塞を備えている。 一つが帝国宰相シュナイゼル。この要塞の手強さはかなり前から知られていることだ。シュ…
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The angels of excitement 53. (完結)

未来へ。 女性向き表現少々あります。 お互いで充足した体を寄せあう。 「……スザク」 「ん?」 そっとすり寄れば、スザクは腕の中にしっかりと抱きしめてくれる。体も心も、全部ぎゅうと閉じこめるように抱きしめられる。 ルルーシュはこうしてスザクの腕の中にいるのが、好きだった。この腕…
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The angels of excitement 52.

それは運命。 賑やかなリビングの扉を少しだけ開いたかと思えば、ナナリーが顔だけ覗かせた。 「はーい、注目してくださーい!」 ナナリーとユーフェミアに付き添われて現れたのはアン姫だ。だが、そのあまりの変わりように全員がぽかんと口を開けるしかない。 ひっつめて結んでいただけの長い髪は、ゆるくウエーブ…
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The angels of excitement 51.

乾杯! 「乾杯!」 チンとグラスが音を立てる。マリアンヌ妃お手製のサングリアだ。今年は白ワインにたっぷりのフルーツで作るサングリア・ブランカがマイブームらしい。とはいえ、未成年は更にそれをジンジャーエールで割ったものだ。カレンはそのまま、スザクはホワイトラムを足している。 アリエスのリビングでの小さ…
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