テーマ:レギュレータ

デート(拍手SS)

「レギュレータ」の双子たち ゲンブとゼロの場合 列車に乗ってみたい。 「え? 乗ったことがない?」 ゲンブの驚きに、ゼロはこくこくと頷いてみせる。 顔だけ出してこいと母からの命令で出席したパーティーの帰り。車が高架下をくぐったその時に、ちょうど上を列車が通過したのだ。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

指紋をつけて所有権を請う

レギュレータ 新春ver. 玄関で皆が待っていると、一人遅れてきたゲンブが走ってくる。そのゲンブの姿を見て、ゼロが小さく「あっ!」と叫んだ。 「ゲンブ! 貴様、オレのコーディネイトが気に入らないというのか!?」 「違うって! ネクタイ変えただけ。ゼロとお揃いのヤツにしてきた」 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 103.(完結)

未来に向かって。 ゲンブが通信のスイッチを入れた途端、待ちかまえたかのようにルルーシュがモニターに現れた。驚きながらも「ルルーシュ殿下」と声をかけようとしたゲンブを遮るように、ルルーシュが叫ぶ。 「ゼロ! 今日は飛行テストだけだと言っただろう!?」 「へっ?」 ゼロがあっという間に飛ん…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 102.

約束 校庭に立っているゲンブに、カレンが走り寄る。 「ゲンブ! 何よ!?」 「……カレン、聞こえないか? 飛行音……マリスの……」 「マリス? 何処?」 「な、なんだよ、ゲンブ……」 ようやく追いつき、ぜいぜいと息を荒らしたリヴァルが問えば、ゲンブは空の一点を見つめたままだ。ゲンブ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 101.

馬鹿! 久しぶりに登校してきた友人の姿に、リヴァルが大喜びで手を振った。 「おーい、ゲンブ!」 生徒会室に顔を出せば、生徒会長のミレイを始めとして皆が揃っている。こんなに早くに戻って来れるとは思わなかった。 ───でも、隣にスザクがいない。 双子の片割れがいない。 なにしろこの世に生ま…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 100.

歩く 響きわたる電子音を止めると、手はまた布団の中へと引っ込んだ。だが、そうはさせまいと廊下から声がかかる。 「坊ちゃま! ゲンブ坊ちゃま、朝でございますよ!」 ちっ、と舌打ちしてもそもそとゲンブは起きあがる。きっと起きるまで声がかかるに違いない。 「……俺、病み上がりなんだけどなあ」 三杯…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 99.

動けない。 「内臓……に?」 スザクは苦痛に満ちた顔のまま、ゼロに頷いた。ゲンブの手術後、ラクシャータはスザクに、はっきりと宣言していた。 『あの子、あのKMFにはもう乗れないわよ』 こちらの想像以上に、カノンの放った銃弾はゲンブの体を傷つけていた。 「マリスも……ランスロットもそうですが、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 98.

明日。 備え付けられている小さな冷蔵庫から、ゲンブはボトルを取り出した。そしてベッドの上に座り込んでいるゼロに手渡す。 「……そういえば、兄上に薬飲まされそうになったんだ」 「はあっ!? あの金髪、絶対殴る」 「自白剤だというニュアンスだった」 ゲンブもゼロと同じようにベ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 97.

ようやく始まり。(R18) 女性向表現あります。R18 幾度も幾度も、繰り返し与えられる濃密なキスから始まった。 思えばキスすらもせずにセックスしていたのだ。 「殿下は契約と繰り返していたので……」 そこだけ一線を引いていたと告げられ、ゼロはゲンブの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 96.

その目が。 シャルル皇帝から譲位の話が出てから、ルルーシュが納得するまで3日間を要した。朝から晩まで、時には夜を徹して行われた話し合いにより、父と娘、息子たちはそこでとことん本音を出し合いぶつけ合い、今まで経験のない時間を過ごした。 3日間という、極めて短い時間で終わったのは、周囲全てが賛…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 95.

消滅する恐怖 まずは、世界中を恐怖に陥れたフレイヤのシステムを、もう二度と使用出来ないようにしなければならない。そうしなければ、二番煎じを狙う輩が出ないとも限らない。 「フレイヤに関しては、シュナイゼル傘下のトロモ機関独自の研究により開発されたことにしてあります。ニーナ・アインシュタイン嬢の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 94.

眠りの中。 挨拶もそこそこに走っていく弟に苦笑してから、コーネリアは枢木首相や官房長官の仙波達と貴賓室へと向かう。副長官である藤堂とは、ダールトンもギルフォードも戦友といったところで、全員が打ち解けての会談は話も進む。 シャルル皇帝は現在不在ではあるが、病状は随分良くなってきており、しばらくすれば…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 93.

青い空 静かに降下を続けていたマリスが大きく揺らいだのは、そんな時だった。 「おい、ゲンブ」 膝の上に抱きかかえられるように座っていたゼロは振り返り、自分を抱えているゲンブの顔を見てぎょっとする。 真っ青になった顔。 「ゲンブ……」 「……っはは、かすっただけだと思って……」 ゼロを…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 92.

収束 カツンと音を立てて、銃は据えられたシートの間を滑っていく。 シュナイゼルが倒れたと同時に、カノンが床に座り込んだ。 「ゲンブ! どうする? このまま発進してもいいか?」 「あ、ええ……大丈夫だと、」 ナオトにそう返しながら、だが何かおかしいと、どこかで警告音が鳴り響くのをゲンブは感…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 91.

アンチフレイヤシステム 「来た!」 スザクがそう短く叫ぶ。こちらに一直線に向かってくるフレイヤ。 ルルーシュの指がコントロールパネルの上を滑るように動く。たった19秒。その間に反応する原子の正確な予測を割り出し、割り出した原子組成を組み上げる。 「必ず成功させてやる!」 必死で指を走…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 90.

止めろ。 戦闘はますます激しさを増していく。 「ルルーシュ殿下、また来ます! フレイヤです!」 「全体転回! 回避しろ!!」 幾ら指示をしたところで、フレイヤ爆発まではあっという間だ。間に合わなかった中華連邦の戦艦が巻き込まれ消失していくのを、悔しさの中で見ていることしか出来ないのか。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 89.

刻々と変わるもの ダモクレスを取り囲むKMF。 何故、とスザクは思う。もう完全にシュナイゼルは世界の敵になっているはずだ。綺麗事を並べながら、やっていることは力ずくの卑怯な方法でしかない。 なぜ、あの兵達はシュナイゼルの為に動くのだろうか。あれが洗脳とでもいうものなのか。 「さあ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 88.

戦い 「ゼロは見つかったかい?」 「いえ、それがまだ……」 何しろ、ダモクレス自体の大きさが途方もないのだ。監視カメラ等の設備は完璧であっても、あの皇子様の頭脳はそれの遙か上をいく。網の目の隙間をかいくぐることなど、ゼロはいとも簡単にこなしてしまうだろう。 「しかし、煙のように消え失せる…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 87.

イレギュラー 一瞬にして消え去った帝都ペンドラゴン。 その凄まじい破壊力に、全世界はもうシュナイゼルに従うしかなのか。 しかしすぐに次が発射されるものと、そう誰もが考えた中でダモクレスがその場を去ったことだけは理解出来ない。 だが、どちらにせよとんでもない衝撃を与えたことは間違いなかった。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 86.

切り札 父の車椅子をルルーシュが押して入ってきた光景を見て、ユフィは涙で頬を濡らした。 「ルルーシュ……お父様……」 「ユーフェミア」 まだベッドに横になって安静状態のユフィの手を父は握りしめる。こんな父の為に、子供たちはなんと優しいのか。 そのまま沈黙が続く、けれども暖かく静かな空気の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 85.

合流 アヴァロンから飛んできたグロースターがイカルガに着艦すると、コクピットからコーネリアが飛び降りる。 「ルルーシュ、ユフィは!?」 「こっちです!」 航空浮遊艦アヴァロンは、もともとはシュナイゼルが所有していた艦だ。ダモクレスが完成した現在、シュナイゼルには不要なのだろう。悪くいえば放…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 84.

兄妹 最悪な男が、最悪な席についてしまった。 世界の思惑としてはこんなところであろう。ただでさえ世界超大国ブリタニアを相手にして勝てるはずもないのに、あんな天空要塞を用いられては、なすすべもない。 一発で都市一つ消滅可能なフレイヤを搭載し、しかも要塞全体を覆うプレイズ・ルミナスの為に、現在の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 83.

仮面 「な、なんでジノがここにいるのよ!」 およそ牢獄という場所に似つかわしくない青年の姿に、カレンは茫然と立ち尽くす。助けに来るのならば咲世子か、もしくは幼馴染の双子だと思っていたのだ。それなのに、これはどういうことなのか。 ロックを外そうとするジノにカレンは慌てる。自分がいない間に何…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 82.

守りたいもの 「二発目だと!? 場所はどこだ!」 「それが、カンボジアです」 「カンボジア?」 インドシナ半島、カンボジアのトロモ機関があった場所がフレイヤにより、完全消滅した。前回のものより範囲が広がっているところを見ると───。 「試し打ちって感じですかねぇ」 「馬鹿じゃな…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 81.

拒否 コーネリアとスザクは混乱の騒ぎに乗じて、ブリタニアへ戻る。 想像以上の騒ぎにより、誰にも怪しまれることはなかった。不在であったこともこれでは分からないだろうが、シュナイゼルに対してだけは、その考えが通用しないと考えた方がいい。その為に念には念を入れて、普段コーネリアが絶対使用しないであろう通路…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 80.

暗闇。 「皇帝陛下におかれましては、ご存命とお伝えしても構わないと」 ビスマルクが確認するように枢木首相に視線を送れば、首相も黙って頷くが「だが」と言葉を重ねた。 「現在も臥せっておられる。少しずつ解毒はされているのだが……」 父親の出発がずれたのは、ビスマルクが急遽一緒に出向くことになった為だっ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 79.

恋人たち。R18 女性向き表現あります。 本当は考えなくてはいけない事ばかりだ。 ゼロ、父、ユフィ、シュナイゼル。捕まってしまったカレン、シュナイゼルの切り札の爆弾、次の作戦。それから───。 「は、あっ」 「……ルルーシュ、何も考えないで」 鎖骨の窪み…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 78.

君のためなら 「ルルーシュ様! よくぞご無事で!」 ルルーシュの手を握りおいおいと泣いているのは、ジェレミア・ゴットバルトである。その後ろでイライラしているスザクの姿に、コーネリアも苦笑せざるを得ない。 月のないある夜、ブリタニア西海岸の軍基地から一隻の潜水艇が出帆した。勿論ごく一部…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 77.

世界で一人だけ。 「紅蓮、なんでここに」 カレンと共に鹵獲されたとは聞いていたが、きっとシュナイゼルが管理しているに違いないとそう思っていた。 「いやあ、実はヴァインちゃんが引き取ったらしいんだよねえ」 「ヴァインちゃんが?」 ロイドにゲンブがさらりと答えているが、スザクは一応セ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

レギュレータ regulator 76.

友達。 「ニーナ……あんた、」 「やっぱりカレンだ……」 学校のクラスメートと会う場所としては、とんでもなく場違いであることは間違いない。 「行方不明になったって皆心配してたわよ!」 「うん……」 ニーナが、しょぼんとうなだれると、癖毛のお下げも同時に下を向く。 ミレイは確認して…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more