騎士は白馬に乗っているとは限らない 229

さて、「陽昇流誠壱式旋風脚」直伝となりますでしょうか。







「えーーーーっ!!!そんなのいやだっ!!」

開口一番に飛び出したのはこれだった。

ルルーシュの騎士が幼稚園にやってきたのだ。
あのテロの時の蹴りっ!あれがやりたい、やってみたい。
そんな皆の前で騎士は一言。
「まずは軽くジャンプすることからね」


あの2回転のキックが出来ると大喜びしていたタマキはがっくりだ。どうしてもあの回転が出来ない。高い場所からクルクルと回ればいいかと考えていたのだが、ウォルグとアランが少し違うと言い出したのだ。
「あのさ、よこにくるくるしてたよ?」
「うん。ぼくもそうおもう」

横にくるくる?

「あのさ、こうやってひゅーんてとんできてくるくるっ!」
「・・・どうやったらできるんだ?」
「うーん・・・」

殿下なら分かるかもしれないと思ったのに、ルルはきっぱり「知らない」と答えた。

「ルルーシュだってやりたいだろ?」
「あれはスザクのだもん」
スザクがやるからかっこいいんだもん。にこっと笑うルルーシュ。
えー、と口を尖らせるタマキ。”スザクだから”というルルの気持ちは今一つ分からない。それはアラン達も同じだ。誰がやっても一緒だと思う。誰がやってもかっこいいと思うから、自分達もやってみたいのだ。
そんな中でピピンとアンテナを立てたのはシルヴィである。さすが女の子なのか、恋する乙女だからか。
「やあん、でんか、かわいい~~~」
きゃいきゃい喜ぶシルヴィ。さてこれをタマキが理解するのはずっとずっと後の事。まあ、ルルも自覚ありませんし(あったら怖いよ)。

そんなあ、と声を上げる子供達に騎士は説明をする。
「まずは体を作ってから。ほら、泳ぐときもまずは準備体操からだよね?」
言われてみればその通り。そっかあ、とアランやウォルグはうんうんと納得している。
だが、タマキはどうにも面白くない。違う、絶対に何か違う理由があるはずだ!
「きしっ!おれたちにやらせないようにしてるんだろ!」
絶対にそうだ。そうに決まっている。
「あのね、すぐには出来ないんだよ。高く飛べるようになったらまた教えてあげるからね」
スザクはにっこり笑いながら答えたのだが。

「なんだよ、ケチ!あ、そうか!おれたちができたら、きし、かっこわるいもんな」
「・・・へえ・・・そうかな?」


『言っておくけど、相手は子供よ、子供っ!』
そこのところをきちんと頭で覚えておきなさいよ!

ヤダなあ、カレン。それくらい僕だって把握してるよ。相手はルルと同じ5歳の子供。幼稚園児。

ニヒヒと笑うタマキの横で騎士の表情が少し変わったように見えるのは気のせいだろうか。



お仕置きと調教が済んだすっとこどっこい達は一纏めにして留置所に放り込まれる。ふつうこういう場合はバラバラにしておくものだが、この連中に関しては「その必要もなし」と判断された。

そして、
「オレ、絶対に皇妃様についていくぜ!カッコイイもんなあ」
あのマシンガンにはシビレるぜ。
「いーや、何と言ってもコーネリア殿下だ!」
「何いってんのよぉ、宰相閣下よ!」

きちんと基礎から勉強する機会を与えるから今度は自分達でやってみなさい。その上で反対したいのであればこちらも君たちの意見を聞こうじゃないか。

「今度はオレ達で考えようぜ!」
「「「おーーーーっ」」」

魂が抜け落ちているのはリーダーだけ。すでに統率力もなし。





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拍手のコメントの数がすっごいです。有難うございます。皆様、ものすごく優しい・・・。あんな展開なのにっ!雄たけびも多数ありますけど、皆様、本当に優しい・・・。

主義は変えてませんよっ!!(これは声を大にして叫んでおきます)

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