ぼくのこころに、きみがくる 9.

バカップルまっしぐらのセンセ達。







少しだけR表現あり。







「ルルーシュは僕が同じ年だったらって思ったことある?」
「え?」
ルルーシュは一旦蛇口の水を止めてスザクを見る。スザクはテーブルから運んできた夕食の食器を調理台の上に置くとさっきの言葉を繰り返した。
「僕が同じ年だったらどうなんだろう」
「先生がオレと同じ年?」
ルルーシュはうーんとしばらく考えていたが、くすくすと笑いだすと再びスポンジを手にした。
「たぶん、しょっちゅう忘れ物をしてオレに借りに来るんだ。昼も菓子パン齧っているからオレが見かねて弁当を作って持っていく」
「……なんか、酷くない……?」
がっくり、と肩を落とすスザクを見てルルーシュは「でも」と続けた。
「きっとそれを楽しむんだろうな……今と同じだ」
「ル……」
「だから先生が同じ年でも年上でも変わらない」
自分の顔を見てそう笑うルルーシュに顔を寄せれば静かに薄い瞼が落とされて、口付けを受け止めてくれる。ジノの言いたいことも分かるし、同じ年で会っていたらどうなんだろうと思ってしまうことも良く分かる。でも結局スザクの心を真っ直ぐに見て、扉を開けてくれたのはルルーシュだけなのだ。あれだけの日々がなければ出会うことが出来なかった。どれか一つでも欠けていたら今は無い。
「……ルルーシュ、触りたくなってきたんだけど……」
「……これは触っていることにはならないのか……?」
泡だらけのスポンジを片手に、もう片方は洗いかけの皿を持ったルルーシュの腰をスザクが抱き寄せているのだが、その大きな手は際どい線を辿りつつある。
「もっと触りたい」
「んーーっ! 先生、皿が割れる! もうちょっと待てっ!」
「はーい……」
大人しく手を引っ込めたスザクにルルーシュは声を上げて笑う。
───先生が同じ年? 自分と同じ年だったら……きっと人気があったんじゃないだろうか。そうだ、ジノ先生だってスザク先生の方がモテたって……という事は女の子に人気で……。
「やっぱり同じ年は駄目だ……」
「ルルーシュ?」
テーブルを拭いて戻ってきたスザクが首を傾げているが、ルルーシュは笑顔で誤魔化しておいた、つもりであったがそんなものがスザクに通じる訳はない。
「ね、何が駄目?」
「ん、やっ、せんせ、いダメだっ」
「もう洗い物終わったよね」
後ろから抱きしめられてあらぬところを弄られればルルーシュも力は入らない。
「あっ……はぁあ」
ナナリーがいないということもあってスザクの動きはいつもよりも大きい。ルルーシュもより愛撫をせがむかのように、背中からスザクに寄り掛かっていってしまう。
結局「女の子に人気があると困るから同じ年はダメだ」という理由を言わされ、そのままリビングで、という流れに突入しルルーシュだけが喘ぎ続ける。ぐったりとソファに沈み込んでいるルルーシュにキスをすれば「スザクのバカ」と掠れた声で小さく呟かれた。
「僕はルルーシュしか見てないよ」
「ん……」
きっと高校生で出会っても君しか見ていなかったと思う。
「ね、もう一回いいかな?」
「……駄目って言ってもするくせに」
笑ったスザクの唇が再びルルーシュの唇を愛撫し始める頃にはルルーシュからは甘い吐息しか出てこなかった。


翌日、掠れた声のルルーシュに「風邪か?」と声を掛けようとしたジノはにこにこしているスザクに気付くと、その足を蹴り飛ばしておいた。
「やりすぎだろ!」
だが、これで懲りるような男ではない。
「そう?」
「……お前は平気そうだな」
「セーブの仕方は分かってるからね」
大人ってさあ、と思ったがあえて口には出さずに止めたジノであった。







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